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Drummer / Drum Instructorの K-FUNK a.k.a. 本間克範の日記です。 コメント宜しくお願いします。
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少し前の話ですが久々に行って来ました。
新潟市美術館。
お目当てはアンドリュー・ワイエス展。

「クリスティーナの世界」が有名なこの画家。
でも実は名前もよく知りませんでした。
まさか新潟で見られるなんて。
と言いつつFacebookフレンドさんの投稿をよーく見て「あ、新潟でやってんだ」と思ったくらい。
行ってみて初めて知ったのはこの画家ぎ水彩画家である事。
そしてこの人の作風に影響を受けたであろう画家/イラストレイターが多い事。
荒寥としたタッチは、対象が人であっても家であっても、物であっても風景であっても、全く同様に乾いた表現がなされています。
乾いたキャンバスと絵具のくっきり分かれた境界、水を含んだ色同士のグラデーション。
この、色と色の境界が、平たい紙に奥行きと空気感を絶妙に表現していました。
写実と印象の両方を繋ぐような絵でした。
有名な「クリスティーナの世界」はニューヨーク近代美術館所蔵だそうで大きな印刷複製が飾られていたのみでしたが、今回の展示作品は埼玉朝霞の「丸沼芸術の森」所蔵のものだったそうで、習作も含めたくさん見られたのでとても楽しめました。

アメリカ近代芸術の旗手として生前から評価を得ていたのは、余計なお世話ながらホッと一安心する、それほど作品の表す世界がとても温かみの対極のような絵だったのです。
しかしそれはもしかしたら、虚飾を排除して描き出したリアルなアメリカの寒村のありのままだったのでしょう。
ただ、水彩画の持つタッチにワイエスの優しさが表現されていたような気がします。
いいものはいい。という感想でした。

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2019年11月30日(土)。
新潟LOTS。

行ってきました。

琴音ちゃんメジャーデビュー後2回目のコンサートツアー。

思えば初めて琴音ちゃんの歌を聴いた時。

「なんだこの子は!?」

まだ中学生だった琴音ちゃんの歌声、佇まい 。

まず今どきの女の子にはない落ち着き。

そして、

儚げでありながら真っ直ぐに言葉を届けようとする強さ。

一度聴いただけで深く印象付けられました。

それからの躍進は多くの人がテレビで目撃した通り。
『音楽チャンプ』で優勝してメジャーデビュー。

CDから琴音ちゃんの歌声が、バンドサウンドに乗って聴こえてくる。

長岡の野外ライブで、同じく長岡のライブハウスで、弾き語りで歌われた歌が。

現役女子高生がメジャーデビューを果たして全国へ。

自作曲から他の作家による歌もレパートリーに加えて。

メジャーデビュー直前の公式リリースCD『願い』、

待望のメジャーデビュー第一弾『明日へ』。

そうやって順調にメジャーデビュー第二弾『今』。

十代としてのリアルな視点を大事にした「今」というタイトル。

ここを起点として琴音ちゃんはどんな風に成長していくのか。

将来を考えて現在地点を記録するCDなのかな...なんて偉そうに考えていたある時。

いや、

現役女子高生シンガーとしての彼女が見られるのは「今」しかない。

そんな機会は今後二度とない。

「今」は、

自分に突き付けられていたのか...!

そう考えたら居ても立ってもいられず、

残り僅かなツアー新潟公演のチケットをゲットしました。

シングル『今』の初回限定盤にコンパイルされた1stツアーとはまた違ったアレンジ。

エレクトロニクスを交えてGt.×2、Kb、Dsという変則4人編成で、

バンドのグルーヴはソリッドでありながら

サウンドはとても広がりを感じるアンサンブル。

そんな中で琴音ちゃんの歌声は、数々のライブで鍛えられてか

以前よりももっと伸びやかで、でも最大の特徴である強さと繊細さの同居は

以前にも増して彼女の歌詞世界をリアルな感情として迫ってきます。

確かな歌唱力、

確かなボイスコントロール、

寂しげでも前向きでも常に内省的な色を含んだ歌詞。

根底に流れるテーマ、

変わるものと変わらないもの。

時間の流れと心。



「嬉しさと悲しみは隣り合わせで」
「変わるものなんてくだらない」

何故この少女が、こんな心境になったんだろう?

何故こんな言葉が紡げるんだろう?

ただ歌が上手いだけではない、

こんなに若く素晴らしいアーティストが地元から生まれた。

また誇れる存在が出来た事に心から喜びを感じます。

テレビドラマや映画とのタイアップも果たし、
これからの活躍がますます楽しみになってきました。

11月を乗り切るモチベーションは11月30日のこの公演でした。

備忘録として。

K-FUNK

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11/26~30に亘ったワタクシの広島ツアー。
そのレビューはもう完結しているとお思いの皆様。
 
そうはいきません。
 
というのも、大事なことがまだ残っているのです。
※今回ももれなく長文注意ですのでご注意を。
 
 
今回広島でお会いした皆さんは、ワタクシが音楽をする為に出向いた事から当然音楽の現場でお会いした方々です。

そういった方々との邂逅は、そういった方々からもたらされる、形のあるものとの邂逅でもあります。
 
まずはこれです。CD。

 
技術だけに留まらず、表現方法、表現の場の選定と創造。
そしてその表現の核となる衝動。
またその衝動との向き合い方、磨き上げ具合。

それらの作品が凝縮されCDという形になっていますので、生演奏に対する意味で敢えて「モノ」と言わせて頂きました。
 
 
丹精込めて魂込めて作られた作品ですので腰を据えて聴かないと感想など書いてはイカンなと思っていましたが、聞き出すと一気に聴いてしまうものです。
 
 

 
大判のとても凝ったデザインを持つジャケットに収められたCDはリーダー宮田麻美さんによるソリッドなアレンジでパット・メセニーの曲をしなやかに聴かせてくれます。

しかしそのしなやかさは、四声という、ジャズを表現するハーモニーとしてはかなり制約のあるスタイルをもって不足を全く感じさせず、それどころか四声以上の広がりをハーモニーの変化と共に見事に創造されています。

メセニーの音楽には、どんなにスリリングであっても、ワタクシはある種のノスタルジアやセンチメンタリズムを感じるのですが、それが美しい音色、ハーモニーと共に胸に迫る、素晴らしい作品集です。

宮田さんと共にレコーディングに参加された久保田麻里さん、前田悠貴さん、プロデューサー兼の藤井政美さん、ゲストプレイヤーの因幡由紀さん(vo)、Juan Ortis(ホアン・オルティス、pf)、山口圭一さん(Per、Drs)。
素晴らしい音楽をありがとうございました。
 
 

そして今回の邂逅を一方的に楽しみにさせて頂いた方、奥田治義さん(b)。
 
『孤高のベーシスト』と、紹介文には必ず冠が付けられる奥田さんの、孤高なご様子はSNSでは拝見しておりました。
是非その演奏を聴かせて頂きたいと思っていましたが、奥田さんもCDをリリースされているとの事。
勿論頂きます!
※画像左

一言で言い表す事は愚か、一度聴いただけでは表現時の心象、その音を発するに至る瞬間の衝動、それらはまだ正直分かりません。

しかし全曲を聴き終えて感じたのは、楽音、非楽音全てをCDというメディアに込めるのが目的だったのではないかと。
それはつまり、「生きる」という営みと「演奏する」という芸術行為の垣根を取り払う(壊す?消す?)事が奥田さんの目指すところなのかなと、浅はかな思考で感じました。

カルフールの、一切の無駄を排除した構築美とは対極のようでいて、結果皆さん人生を賭して向き合われている点は全く同じなんですね。
 
 

お次は今回初共演させてもらったスペイン人ピアニスト、Juan Ortis(ホアン・オルティス)
 
カルフールのCDでも客演していますが、瑞々しい感覚を持った素晴らしいジャズピアニストです。
その彼が本国スペインで2013年にリリースし、ベストジャズアルバムに選出された、なんとライブアルバム。
※画像中央下

現在のトレンドともいえる、ビンテージサウンドのアコースティック楽器で変拍子やリハーモナイズを次々投入し、しかもそれがさらりと流れるように、時に杭を打つようにドンと印象付けられたり。
本当に変幻自在です。若いのに。いや若いからこそ。

トリオの演奏ですが、全員のリズム感覚の見事な一致によって、一体感と広がりが人数を全く感じさせません。
むしろこれがトリオのあるべき姿なのでしょう。うぬぬ...。
 
 

もう一枚。藤井さんがシリーズリリースされているTiesの第3弾。
※画像右
 
今作は藤井さんのサックスとゆみゆみさんのピアノによるデュオ作品集。
奥田さんの作品とレコーディング場所は同じかしら?
ホールのナチュラルな残響音を活かしたアコースティックな響きがこの作品でもとても心地よく広がります。

選曲も関係していると思いますが、藤井さんの時に力強く時にメロウに歌うサックスと、重厚なサウンドも古き佳きテイストも自在に操るゆみゆみさんの演奏がとてもよくマッチしています。
お二人の関係性が見えるような、とても暖かい雰囲気のCDです。

意外だったM7と、ゆみゆみさんの面目躍如のM8が、このCDのトータルイメージを唯一無二にしていると思います。
 
 

そして番外編。もしくは本題。
 
新潟でニアミスしていたり、SNSではとっくに繋がっていたりで、初対面とは全く思えなかった広島のドラマー、山口圭一さん。

今回のツアーではツインドラムを実現させ、成功かどうかは別として確実に爪あとを残した我々ですが、そんなワタクシに山口氏が兄弟の契りとしてこのようなモノをプレゼントしてくれました。

ドラマー必携の道具、チューニングキー。

しかし形が少し変わっています。

一般的なものはもっと小ぶりなT字形をしていますが、これは片方によった大き目のウィングを持っています。
これがとても握りやすく、しかもねじを回す時に人差し指一本でこの大き目ウィングをクルクルっと回せる。
作業がとても素早く効率的にこなせる訳です。

ただ残念なことにもう生産していないとの事。
彼が使っているのをワタクシはいち早く目ざとく発見していましたが、まさか国内メーカー製品とは思わず。

何しろ見たことないんです。
そんな貴重なものを頂けるなんて!

実は、チューニングキーは消耗品なんです。ネジの差込口が磨耗して割とすぐ使えなくなります。

だからこれは使用せず大事に保管しておきます。
兄弟の契りの品として。
 
 
新潟に戻った次の日からもう広島に行きたくなっているワタクシですが、今回出会った皆さん、手元にあるこれらのモノ、そして自分の脳裏と携帯の画像フォルダにある数々の断片を、いつでも繋ぎ合わせられるように書き残して、次また広島に行ける日を楽しみにしていたいと思います。
 
 

出会った皆さん、藤井さん、そしてANちくしょうに、心から感謝致します。




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吹雪になった"冬のジャズスト"。

ワタクシの出番は12:00〜14:00と、21:00〜23:00という、
所謂「最初と最後」でした。



18:00頃の「器」と「Jazz Flash」に行きましたがどちらも満席で入れず。


スケジュール表を見て音文13練習室に、

昔のバンド仲間と行ってみました。




「Birds Of A Feather」from東京。

若い方々のバンドで3管編成、

しかしアルトサックス、バリトンサックス、ホルンという

ユニークな編成でした。




恐らく音大卒の皆さんと思われますが、

しっかり楽器が鳴っていて基礎力の高さが伺えましたよ。




何よりホルンでジャズを。

しっかり鳴るとホルンはトロンボーンのような響きを持つのだなと新発見。

ピアノの方とホルンの方がボーカルも取り、

若いチャレンジ精神がとても爽やかな皆さんでした。



全国のジャズフェスにも出演されているようですよ。

少し早めに会場に入って、

メンバーの方々と話をするのもジャズストの楽しみ方の一つです。








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こんなワタクシでも、

地元新潟において一応「プロ」と呼ばれる仕事を

させてもらっています。



ただ一般的に「プロ」といえば、

CDをリリースしてTVに出て雑誌に出て

大きなホールでコンサートをする人達の事を指しますよね。



知ってます。



生徒とも話した事がありますが、

日本においてのプロ...何かしらをして報酬を得る人

外国においてのプロ...何かしらにおいて専門知識/技術を持った人

といった解釈の違いがあります。



どちらが正しいか。



どちらも間違ってはいないと思います。

ただ英語である以上は外国の考え方が

本来の意味合いですよね。




新潟と言う「地方」(言い換えれば「田舎」)で

音楽活動をして報酬を得るというのは、

一般的な目から見た「プロ」とはだいぶ掛け離れています。

それでも演る側は「プロ」としての意識を

高く持っていなければいけません。




ただ、ギャラを得る事の方ばかり気にしてはいませんかと。




一般の人々にはなかなか持ち得ない技術と知識と経験を持って

人前でそれを披露する。させて頂く。

そして目指すべきは、

一般の人々がイメージする「プロ」が持つ

知識と技術と経験でしょう。



ミュージシャンであれば人前で演奏なりを披露する訳ですが、

観に来て下さる人々と演らせて頂く自分と、

技術と知識と経験において

一体どの程度の差異があるのか。

そもそも差異があるのか。

自分が人前で披露しているその技術は

誰が観ても聴いても本当に素晴らしいと言えるものなのか。

プロミュージシャン「ごっこ」で終わってはいないのか。




ギャラの話も大事ですが、

自分自身の技術やセンスに簡単に満足しない事、

常に自分自身の更新を怠らない意識の高さが

ギャラを生むはずです。




これを発言すれば

自分にも降りかかってくることは承知の上で、

ちょっと我慢できずしたためてみました。





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