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Drummer / Drum Instructorの K-FUNK a.k.a. 本間克範の日記です。 コメント宜しくお願いします。
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夢のような共演。


しかし今回も感じたことは、

「終われば全て過去」という現実。



終演後に会場を片付け、
控え室の荷物も引き上げ、
そんなことをしてる中でふと思ったことは、
「終わった」という空虚感。


自分のこれまでの人生においても
何度か「天王山」といえる局面がありました。

そこに向けて演奏も精神も合わせ、
いよいよ本番を向かえ、
終わる。


終わってみると、
それまでのなんでもない日常とも、
嬉しい出来事とも、
つらい出来事とも、
全く同じように全て過去になるのです。



だからこそ、
音楽を生業とする我々は常に向上しなければならないし、
それを怠れば演奏は「ダメな過去」にカテゴライズされてしまいます。


エリックという素晴らしいゲストを迎えて我々共演者がすべきことは、
まずは全身全霊で演奏に臨むこと。
そしてそれを終えた今は、
それが本当にクオリティを伴っていたのかを冷静に診断すること。


ワタクシにとって今回の公演は、
自分が思うクオリティには全く及びませんでした。
内的外的様々な要因がありますが、
結局は集中力の問題なのだと思います。


そういった反省を他のメンバーと共有できているのか?
それは分かりません。

しかし、
「達成感」と「完成度」は全く別物であるということは、
我々は常に肝に銘じていなければならないと思うのです。



「達成感」と共に危険なのがお客様からの「反響」。


生演奏は大体の場合迫力があるものです。
目の前で楽器を使って空気を震わせてそれが耳と肌に伝わります。
また人間の五感の中では視覚が全体の80%を占めるといわれます。
臨場感はどんな4Kテレビでもサラウンドシステムでも敵うはずがありません。


つまり殆どの場合生演奏は「いい」と感じるのです。



「達成感」と「反響」。

それによって演奏者は、
それが自分の演奏の「完成度」なのだと勘違いします。



本当に危険です。



お客様からお金と時間を頂いて演奏する。

その意味においては、
世界を股に掛けるプロフェッショナルも、
趣味の域のコピーバンドも、
絶対に違いは無いはずです。



日本海側の地方都市であっても、
その意味を常に冷静に考えるべきだと思うのです。


常に向上を目指す人。
そういう人々と共演させて頂きたい。
自分を高めたい。


そしてまた、
これから共演させて頂く全ての素晴らしいミュージシャンの皆さんに、
また観に来て下さるお客様に、
恥じる事のない演奏を心掛けてまいります。


どうぞ見ていて下さい。


拍手[4回]

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2016年11月23日。


ワタクシの人生の中でもある一つの頂点といえる経験が出来ました。


Eric Marienthal(エリック・マリエンサル)


あの世界的ジャズピアニスト、Chick Corea(チック・コリア)に見出され、
チック・コリア・エレクトリック・バンドのメンバーとして世界にその名を轟かせました。


ワタクシが所属する『新潟Yossyビッグバンド』のコンサートに、
ゲストとしてお迎えすることが決まったのが2015年の秋。
正に一年掛りで、気持ちも含めた様々な準備をしてきました。


そしていよいよ本番当日。

リーダーのYossyとワタクシで新潟駅にお迎えに上がり、
改札で初めてお会いしたご本人はとても優しい笑顔で、
今回のジャパンツアー(3週間の滞在で17公演!!)のラストとなる疲れも見せず、
気さくに言葉を交わしてくれました。


僅かな時間の中で行ったリハーサルでは、
超絶難易度のフレーズを目の前で見る見る完成させていき、
我々メンバーの度肝を抜き、
コンサートの前に行われたクリニックでは
基本練習の目的、目標(どのような音を出したいのか)を高く持って
行うことの重要性を実演で示し、
本編のコンサートではユーモアのある人間性と完璧にコントロールされた演奏で
観客、そして共演の我々メンバー全員を魅了しました。




 ...と、こうして言葉にはしてみるものの、
やはりあの興奮はどう書いても伝えられません。


しかし今回の共演で思ったことは、
「願えば叶う」ということ。


ワタクシが学生時代毎日(本当に毎日)聴いていたCDの演奏者その人と、
まさか一緒に演奏できるなどと、
田舎モノの青二才はどうして想像できたでしょうか。

こんな夢のような「事件」が本当に起きるという事を、
もし当時の自分に教えたら、
きっとパニックになった事でしょう。
そしてその後の人生を大きく踏み誤らせていたことと思います。



ワタクシ自身が、自分なりに、
自分のやるべき事を信じてやり続け、
それが許される環境にいることをサポートしてくれる人々が
私の周りにいてくれることに心から感謝します。

そしてそんな環境に自分がある以上は、
そうだからこそ出来る様々なことをしっかりやり続けていくことが
ワタクシの責務だと思っております。


まだまだやり足りないことだらけです。
生涯続くこの道を、
しっかり踏みしめて生きます。



どうぞ見ていて下さい。

拍手[10回]

謎なタイトルになりましたが。



明日(2016年11月3日)。

長岡市山古志地区(旧・古志郡山古志村)の闘牛、
「牛の角突き」。
今年度の最終取り組みが行われるのですが、
そこでナント。
オープニング演奏をさせて頂く事になったのです。



山古志の牛の角突きは
千年の歴史を持つと言われているのですが、
伝統継承だけでなく
若い世代の新しい視点をプラスして
幅広い世代への浸透普及を目指しています。


今年の5月、
初めてその角突きを見たのですが、
勢子と呼ばれる牛の遣い手の捌き具合が見事なのです。


しかもその勢子の中心人物が、
牛を遣いながらマイクで実況をするのです。


瞬間瞬間の牛の状況を、
初めて見る初心者にも分かるように
丁寧に解説してくれます。



毛色など見た目の特徴から
それぞれの牛の解説をしてくれたり、
一頭一頭についての性格の説明など
細かいディテールが今観ている格闘に
自然に引き込んでくれます。


臨場感のある実況は
テレビのスポーツ観戦に慣れ親しんだ我々には
とても入り込み易い工夫です。



ここでのオープニング演奏は、
様々な「初めて」を詰め込んで
お送りする予定です。
相当レアなパフォーマンスになること間違いなし!?


「山古志・牛の角突き」の詳細は以下のリンクへジャンプ!

山古志・牛の角突き




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気がつくと笑ってしまうほど
ログの更新が滞っているという。

笑えませんが。



前回のエントリーから随分月日も経ち、
その間にもたくさんのライブと
たくさんの出会いがありました。


9月のライブ本数で言えば、
セッションホストも含めれば
5バンド8本のライブを務めさせて頂きました。
あ、うち1本は今週ですが。


そんな中での昨日のライブ、
『Yossy Sextet with RENA @上越BIS』。


Niigata Yossy Big Bandのメンバーでもある(一人は「であった」?)
梅さんとみやしんのホームグラウンドでのライブという事で
日曜日にも拘らず大勢のお客様にお集まり頂きました。


そのライブハウスのオーナーが何と!

ワタクシの出身学校の大先輩。
前職の会社の人とも知り合いという事で、
転職して19年目にして意外な繋がりを発見しました。

オーナーさんはその道を極め続け、
ワタクシは道を変えて、ではありますが、
音楽という共通項が不思議な順序で引き合わせてくれたなと
嬉しくなりました。


また突然ブログを更新するきっかけを作って下さった、
ライブ後に声を掛けて頂いたお客様。
ご出身が上越で現在は神奈川にお住まいとの事。
こうしてまた新たな繋がりが出来ました。
ツアーで関東方面(東京・神奈川)に行く事があれば
必ずブログでご報告します!すみません!!


こんな中身のない、
インターネットワールドの中で言ったら辺境の地みたいな
貧弱ブログを、
それでも見て下さる方がいらっしゃると思うと、
感動の涙を禁じえません。多分。


これからはあまりSNSばかりに現を抜かす事なく
更新して行こうと思います。



多分。





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もう4月も終わりですね。

ついこの間年が明けたばかりなのに。

それでは5月のライブインフォメーションです。


5月3日(火)
新潟☆ブラス☆ブラス☆ブラス@りゅーとぴあコンサートホール

5月4日(水)
えのもとくみこBAND @Sunset Townk(長岡水道公園)

DJ HOMMA presents ハウスパーティー@キャラメルママ


5月14日~19日
Martin "MUSA" Musaubach Quartet Japan Tour 2016
14日(土)…新潟
15日(日)…富山
16日(月)…神戸
17日(火)…京都
18日(水)…名古屋
19日(木)…東京


5月22日(日)
新潟ゴスペルクワイア コンサート@音楽文化会館


5月29日(日)
森のジャズライブ2016@長野


どうぞ宜しくお願い致します。



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